やさしい税務会計ニュース
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文書作成日:2019/06/11
小麦の輸入販売と消費税軽減税率

[相談]

 私は、製粉業を営む会社を経営しています。
 私の会社では、小麦を海外から食用または家畜飼料用として輸入し、それぞれの用途に応じて国内で販売していますが、2019年10月1日以降、それらの輸入および販売に適用される消費税率は何%になるのでしょうか。


[回答]

 ご相談の場合、2019年10月1日以降に行われる食用小麦の輸入と国内販売について適用される消費税率は8%、家畜飼料用小麦の輸入と国内販売について適用される消費税率は10%となります。


[解説]

1. 消費税軽減税率の対象

 2019年10月1日から導入される消費税軽減税率制度では、「人の飲用又は食用に供されるもの(飲食料品)」と宅配新聞について、軽減税率(8%)の対象とされています。


2. 輸入小麦に適用される消費税率

 輸入した物品が飲食料品に該当するかどうかは、輸入の際に、その物品が飲食料品として輸入されるかどうかによって判定されます。
 したがって、今回のご相談の場合、2019年10月1日以降に食用として輸入する小麦について適用される消費税率は軽減税率8%、家畜飼料用として輸入する小麦について適用される消費税率は10%となります。


3. 国内で小麦を販売する場合に適用される消費税率

 輸入した小麦を2019年10月1日以降に国内で販売する場合は、上記2.の考え方と同様に、飲食料品として販売する場合には消費税率は8%となり、家畜飼料用として販売する場合には10%の税率が適用されます。


4. 留意点

 仮に、飲食料品として輸入した小麦を、何らかの事情で家畜飼料用として国内で販売した場合には、輸入時に適用される消費税率は8%ですが、販売時に適用される消費税率は10%となります。
 人の飲食用として輸入した小麦が売れ残り、その売れ残った小麦を家畜飼料用として販売するようなケースでは、上記のように購入時と販売時の消費税率の相違が発生する可能性が考えられます。
 飲食料品の購入や販売について経理処理を行う場合には、購入や販売それぞれ“行う時の目的”を確認することが、軽減税率制度導入以後は重要となるでしょう。


[参考]
 改正法附則34、国税庁「消費税の軽減税率制度に関するQ&A(個別事例編)」など


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