会話形式で楽しく学ぶ税務基礎講座
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文書作成日:2020/01/10



 令和元年分の所得税の確定申告書に、給与所得の源泉徴収票を添付して提出しなくてよいのですか?


出演:  ・・・M社 経理部部長   ・・・顧問税理士



― M社 会議室にて ―

M社経理部古門部長と顧問税理士が、打ち合わせを行っています。




 年が明けて個人の確定申告が始まると、毎年決まって弊社の従業員から源泉徴収票の再交付を依頼されるんですよ。




 給与所得の源泉徴収票ですね。




 そうです。年末に源泉徴収票を渡しているのに。
 しかも年々その件数が増えているんですよ。




 件数が増えている、というのは?




 ほら。
 ふるさと納税の返礼品目当てで色々と…。
 どこの県が良かっただの何だのと、休憩時間中によく話が出ますから。
 きっとそれで確定申告している従業員が増えているのだと思うんですがね。




 そうですか。




 まあ、とにかく、ああいう原本提出ってやつですか?
 早くなくなればいいのに。




 おや?
 給与所得の源泉徴収票は、原本の提出が不要になっていますよ。




 えぇ?!
 いつからですか?




 平成31年4月1日以後提出分からです。ですから令和元年分以降、というわけではなく、すでに原本提出は不要となっています。




 電子申告は原本の提出が不要だっていうのは、知っていましたが。
 あれだって、結局原本を自分で持ってないといけませんよね?




 そうですね。
 電子申告で、“第三者作成書類”に必要事項を記載して送信すれば、原本を提出する必要はありません。税務署から問い合わせがあったときに提示できればよいので、自宅保管で問題ありませんでしたね。




 その話とは別ですか?




 そうですね。別ですね。
 書面提出だろうと、電子申告だろうと、原本提出も保管も必要ありません。




 じゃあ、源泉徴収票は必要なくなったってことですか?




 そのようなことはありませんよ。
 申告をする際に、源泉徴収票に記載されている数値は必要ですからね。
 提出したり、保管したりする必要がなくなった、ということだけです。




 じゃあ、紛失したから、と言われるのはなくなりませんね。




 そうですね。
 電子交付であれば、紙で印刷して渡す必要も、再発行する必要もないかと思います。
 必要に応じて紙の発行を依頼されるケースもあろうかとは思いますが、絶対数は減りますよね。




 電子交付、ですか。




 はい。




 確かに、どんどん手続きが電子化されていますし。令和2年分の年末調整なども考えると、弊社もそろそろ電子化を考えてみてもいいかもしれませんね。
 一度、考えてみます。




 よろしくお願いいたします。


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